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設立30周年と会員数の急成長を機に、EOが日本を11番目のリージョンとして正式発足

先日、世界各地から400名超のEOメンバーが東京に集結し、EO日本の設立30周年と、過去10年で会員数が3倍に増加したことを受けて、日本がEOグローバル・エコシステム内で独立したリージョンとして発足したことを祝いました。

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東京、日本(20251125) — 起業家機構(EO)の組織構造において、日本は18チャプター・1,400名を超えるメンバーを擁する独立したリージョンとして位置づけられました。過去10年間で日本の会員数は3倍に成長し、国内で起業への関心と投資が急増している中、日本はEOにとって今後も戦略的な成長市場であり続けるでしょう。

「日本は、今まさに最も刺激的な起業のフロンティアの一つです」と、EOグローバル理事であり、17年間のEOメンバー、そしてEO東京メトロポリタンチャプターの創設会長であるアラン・チュン氏は述べています。「より多くの創業者が大胆な挑戦をし、より多くの投資家がイノベーションを推進し、起業家エコシステムは確かな勢いを増しています。EOは、地方自治体、ビジネスリーダー、大学とのパートナーシップを通じて、日本における起業家コミュニティの枠をはるかに超えて影響力を発揮しています。この地域への継続的な投資は、会員数の増加、イノベーションの促進、そして日本の未来を担う次世代ビジネスリーダーの育成において、日本が持つ途方もない成長の可能性に対するEOの深い信頼の現れです。」

日本リージョンは、EOにおける新年度の始まりである7月1日付で正式に発足しました。1995年のEO東京セントラルチャプター設立から始まったEOの日本における活動30周年と新リージョン昇格を記念し、9月29日に東京・明治記念館にて特別記念イベントが開催されました。明治記念館は、由緒ある神社の森に囲まれた格式あるイベント会場です。国内外から400名を超えるEOメンバーが集まり、この節目を祝いました。イベントの司会は日本を代表するテレビ司会者である古舘伊知郎氏が務め、東京都知事の小池百合子氏がスピーチを行い、EO東京セントラルの歴代会長らも登壇しました。

EO京都チャプターにおいて18年間の長きにわたりEOメンバーとして高い評価を受け、尊敬を集めてきた起業家でありリーダーでもある他力野淳氏が、新たな日本リージョンの議長に選出されました。8人の機能リーダーで構成される地域評議会とともに、日本におけるEOの戦略とメンバー体験を指導する他力野氏は、組織のトップリーダー数名をこの発足イベントに迎えました。

「日本がEOの11番目のグローバルリージョンとして昇格したことは、節目であると同時に、日本における起業家精神の驚異的な成長の証でもあります」と他力野氏は述べました。「過去10年間で、イノベーションと起業家精神の新たな波に後押しされ、日本のEO会員数は3倍に増加しました。今回の昇格は、日本のメンバーの力強さと情熱だけでなく、起業家精神が盛んな国々でグローバルコミュニティを戦略的に拡大していくというEOの継続的なコミットメントを反映しています。」

これまで、日本のチャプターはEOの北アジアリージョンに含まれていました。日本をEOの11番目のグローバルリージョンに昇格するという決定は、EOにとって戦略的な機会を示しています。今年、EOグローバル理事会は、今後2年間でリージョンの成長を促進するために60万米ドルを投資しました。

約10年前、日本の約400名のEOメンバーは「555プラン」を策定し、会員数500名、5チャプター、グローバルリーダー5名という目標を掲げました。目標をはるかに上回るメンバー数を達成した現在、リージョンは2027年末までにメンバー数2,000名を達成することを目指しており、今後3年以内に新たに3つのチャプターを設立する計画です。555プラン開始以来、日本の女性EOメンバー数は5倍以上に増加しています。さらに、比較的新しいEOビヨンド・ジャパンチャプターは、ジェンダーギャップの解消と、日本のビジネスコミュニティにおいてこれまで過小評価されてきた女性のメンバー数増加に重点を置いています。

日本のEOメンバーリーダーは、過去10年間の急速な成長は強固なリーダー育成プログラムと新規メンバー獲得のための体系的な計画によるものだと考えています。日本においてEOは地方自治体と連携し、起業家とその新興ビジネスのためのインキュベーションプログラムを構築し、EOメンバーになるためのプロセスの最適化に取り組んできました。

「日本が独立したリージョンとなった今、より多くのメンバーを惹きつけ、関心を高めていきたいと考えています」と、日本リージョンディレクターのパフェー郁美氏は述べています。「日本は、メンバー数が増加し成長を続ける起業家コミュニティ内における精度の高いターゲティングと成長戦略を通じて、2030年に向けたEOの目標達成に貢献できると考えています。日本の起業家もEOを活用することで、よりグローバルな視点を育み、世界中の起業家から学ぶことができます。」

過去10年間で、日本はリスク回避型の企業中心の経済から、より活発な起業シーンへと変化しつつあります。政府のプログラム、ベンチャー投資の拡大、投資家の関心の高まりが後押ししていますが、市場規模は米国や中国のベンチャー市場に比べると依然として小さいままです。日本における中小企業の数は300万社以上と推定されています。政府は半導体とAIへの10兆円(650億米ドル)の投資と、10年間で10万社の新規スタートアップ企業を創出する計画を含む、野心的な戦略を打ち出しました。

この戦略は、人口の高齢化、特定分野における人材不足、そしてリスクを嫌う日本の文化的な風潮といった根強い障壁を克服することを目指したものです。それでもこの10年間で日本の起業家エコシステムは確かな勢いを獲得し、多大なリソースを獲得してきました。

人口4,100万人以上、中小企業数推定66万社を擁する首都圏におけるEOへの関心の高まりに対応するため、7月に新たなEO東京イーストチャプターが設立されました。44名のメンバーから発足したこのチャプターは、8月に200名以上の参加者を集めて設立記念式典を開催しました。東京イーストチャプターは、メンバー、ビジネス、そして社会の間で共通の価値を創造するという基本理念に基づいて活動しています。15年間EOで起業家として活躍してきた松原秀樹氏が、このチャプターの初代会長を務めます。

これから京都は、EOのメンバー向けイベントの中でも最も重要なグローバルイベントである2027年グローバル・リーダーシップ・カンファレンス(GLC)の荘厳な舞台となる予定です。他力野淳氏がGLCの企画委員長を務めます。

EOの新しい日本リージョンの詳細については、こちらをご覧ください。

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起業家機構(EO)は、世界90か国以上、220のチャプターを代表する約20,000名の有力なビジネス創設者およびビジネスオーナーから構成される、グローバルな非営利メンバーシップコミュニティです。1987年に設立されたEOは、信頼できるつながり、リーダーシップの育成、そしてすべての人をサポートする最高のラーニング機会を通じて、起業家の可能性を最大限に引き出し、世界を前進させる手助けをしています。詳しい情報や参加方法につきましては、LinkedinInstagramYouTube、またはFacebookでフォローいただくか、EOウェブサイトwww.eonetwork.orgをご覧ください。