サウジアラビアのテック起業家、EOのグローバル学生起業家アワードで、2026年のグローバルチャンピオンに
AI搭載学習プラットフォーム「AILA」の創業者、Yousef Alsayed氏が、EOの主催で20年目を迎えた年次コンテストで栄冠を手にしました。同コンテストには、49カ国から約1,500人の学生起業家が参加しました。

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米国バージニア州アレクサンドリア/南アフリカ・ケープタウン(2026年10月5日) – サウジアラビア出身の24歳の学生起業家Yousef Alsayed氏が、グローバル学生起業家アワード(GSEA)の2026年グローバルチャンピオンに選ばれました。起業家機構(EO)が2006年から毎年開催しているこのコンテストは、在学中に事業を立ち上げ、経営している学生を対象としています。Yousef氏には、EOから5万米ドルの賞金が贈られました。
10月1日、GSEAに挑戦する学生起業家たちの歩みを追うEOのYouTubeシリーズ「Start It Up」シーズン5(全6エピソード)の最終回で、Yousef氏が優勝者として発表されました。Yousef氏は、コンテストの最終ラウンドで優勝を争う22人の学生起業家の一人として、南アフリカ・ケープタウンを訪れました。
キング・ファハド石油鉱物大学で産業・システム工学の学士号を取得したYousef氏は、2023年にAI搭載学習プラットフォーム「AILA」を立ち上げました。同社はAIを活用して、学生一人ひとりの学習ニーズを把握し、個別に最適化された、適応型学習体験を提供しています。同社のプラットフォームはまた、学校や教育関係者にデータに基づく分析情報を提供し、学生の学習成果の向上や、継続的なカリキュラム開発を支援することを目指しています。
「私の使命はシンプルです。すべての学生に個人教師をつけ、誰一人取り残されないようにすることです」とYousef氏は語っています。AILAを立ち上げるきっかけとなったのは、大学時代の同級生が、学生によって学習ニーズが異なるにもかかわらず、全員に同じ教材と指導を提供する教育システムの中で苦労している姿を目にしたことでした。その経験からYousef氏は、教育は一人ひとりの学生にもっと柔軟に対応できるはずだと考えるようになりました。
2024年、Yousef氏とチームは、会社の事業拡大に必要な資金を調達するため、2,000人を超える投資家に連絡を取りました。Yousef氏は、粘り強く取り組んだことが、最終的にAILAの重要な資金調達につながり、事業のさらなる拡大を後押ししたと述べました。「ここまでの道のりは決して平坦ではありませんでした」とYousef氏は語っています。「2024年には資金が底をつきましたが、それでも、決して諦めませんでした」
その後、AILAは大きな成長を遂げています。同社はこれまでに125万米ドルの資金を調達し、57万7,000米ドルの売上を達成したほか、HolonIQが選ぶ中東・北アフリカ地域のEdTech企業トップ50にも名を連ねています。現在、AILAにはフルタイムのスタッフ21名と、パートタイムのスタッフ2名が在籍しています。
「Yousef氏が際立っていたのは、創業者として発揮してきたレジリエンスと、AILAによって世界中の学生に一人ひとりに合った学習をより広く届けられる可能性です」と、EOグローバルボードディレクターでGSEAグローバル・ファイナルの審査員を務め、2011年からEO LahoreチャプターのメンバーであるKhuram Saleem氏は述べています。「今年の出場者はいずれも大胆な起業家精神を発揮しており、競争のレベルが非常に高かったことを考えると、Yousef氏の成果は特に注目に値します。GSEAはいつも、若い起業家が、信頼できる指導を受け、大きな目標を持って挑戦することで、どれほど多くのことを成し遂げられるのかを改めて実感させてくれます」
グローバルコンテスト
今年のグローバル学生起業家アワードは、EOが2006年にプログラムの運営を引き継いで以来20回目となるコンテストで、49カ国を代表する1,487人の学生から応募がありました。合計97のEOチャプターが参加しました。1,100人を超えるEO起業家がローカルおよび国内コンテストを支援し、さらに数十人のEOリーダーが最終ラウンドを通じてメンターや審査員を務めました。
ローカル大会で優勝した学生は、EOの6つのリージョンおよびスーパーリージョンで開催される次のステージへと進みました。そのステージで選ばれた上位22人の学生起業家は、南アフリカ・ケープタウンで開催された「Start It Up Bootcamp」に進みました。そこでファイナリストたちは、EOメンバーのメンターから指導を受け、6人のEOメンバーで構成された審査員に向けて事業内容をピッチしました。出場者は、エレベーターピッチ、1対1の面談、最終5分間のプレゼンテーションという3つのステージに臨み、各ステージを終えるごとに参加者が絞り込まれました。
「こうした学生たちを支援することには、大きなやりがいを感じます。学びは一方通行ではないからです。私たちは起業家としての経験をもとにアドバイスすることができますが、同時に、学生たちの豊かな発想力や既成概念にとらわれず挑戦する姿勢に触れ、私たち自身も刺激を受けています」と、GSEAグローバル・ファイナルの審査員で、Pacific Diamond Bridgeチャプターの会長を務め、2012年からSydneyチャプターのメンバーであるKim Liddell氏は述べています。「メンタリングは、学生たちに私たちの経験を伝えるだけでなく、私たち自身が次世代の起業家から学ぶ機会にもなっています」
ピッチを審査する際、GSEAの審査員は企業そのものだけでなく、起業家自身を重視します。各学生の評価の70%は、起業家としてのビジョン、やり抜く力、価値観に基づき、残りの30%はビジネスコンセプトの内容に基づいて評価されます。この評価方法は、将来を見据えた事業を築くために必要な適応力、集中力、起業家としての資質を備えた若い創業者を見いだすことを目的としています。
このプログラムでは、学生起業家はメンタリングや評価を受けるとともに、事業の成長と起業家自身のレジリエンスの強化につながるネットワークを活用できます。2006年にGSEAの運営を引き継いで以来、EOはこのコンテストを通じて、次世代を担う起業家の成長を後押しするとともに、経験豊富な起業家からなるグローバルなコミュニティとのつながりを築く機会を提供してきました。
2026~2027年のコンテストへの応募を現在受け付けています。詳細はGSEAウェブサイトをご覧ください。
数字で見るGSEA 2026
- 学生応募者総数:1,487
- 参加国数:49
- 参加EOチャプター数:97
- 「Start it up」で紹介されたファイナリスト数:22
- メンターおよび審査員を務めるEOメンバー数:1,123
GSEA20年間の歩み
- 19,000人以上の学生が参加
- グローバルファイナリスト750人以上
- グローバルチャンピオン20人
- YouTube「Start It Up」の再生回数2,000万回以上
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編集者向け注記:
GSEAについて:GSEA(Global Student Entrepreneur Awards)は、大学生を対象とした世界規模の最高峰コンテストです。GSEAは、学生たちが将来を担う起業家として自らの可能性を広げ、事業の国際的な認知度を高められるよう後押ししています。GSEAは1998年に、セントルイス大学ジョン・クック・スクール・オブ・ビジネスで創設されました。それ以来、GSEAは、大学にフルタイムで通いながら自らの事業を経営するという両立を果たし、大きな成果を上げている学生たちを称えてきました。学生たちの経験をより充実させ、世界各地のメンターやリソース、ビジネス上のつながりにアクセスできる機会を提供するため、EOは2006年にGSEAの運営を引き継ぎました。詳細はこちら: https://www.gsea.org/
起業家機構(EO)について:起業家機構(EO)は、世界100か国以上に220を超えるチャプターを展開し、第一線で活躍する20,000名の起業家・創業者が参加する、グローバルな非営利のメンバーシップコミュニティです。1987年に設立されたEOは、信頼できるつながり、リーダーシップ開発、そして起業家を一人の人間として総合的に支える充実した学習機会を通じて、起業家が持てる力を最大限に発揮できるよう支援し、世界を前進させています。詳しい情報やEOへの参加については、LinkedIn、Instagram、YouTube、Facebookをフォローするか、ウェブサイト(www.eonetwork.org)をご覧ください。